記録向上の理由 | JACTの挑戦

記録向上の理由

 新年度2回目の練習会を,白谷海浜公園と岩屋観音(投擲)で行いました。

 4月の競技会シーズンをふり返り,5月の春季大会に向けてそれぞれの課題を確認し,普段の練習に生かすことが大きな目的のひとつです。

 JACTクラブメンバーは,順調に自己ベストでシーズンをスタートさせている選手が多くいます。

 今日の練習では,春季大会に向けて何を練習の中で身につけていくのか?ということをテーマにしました。

 スプリント種目では,毎試の映像からそのレースの「平均ピッチ」と「平均ストライド」を算出して,パフォーマンス分析の参考にしています。

 【クラブメンバーのピッチ&ストライド

資料を分析すると,順調に記録が伸びている選手は「ピッチの向上」を獲得してるケースがほとんどです。逆に,ストライドの伸長から記録に繋がっている選手はほとんどいませんでした。

 逆の見方をすると,走りのイメージの中で+2cmのストライド(クラブでは「FlyingDistanse」と呼んでいます)を獲得し,さらにベスト記録を更新しよう!ということが,多くの選手の目標になりました。

 今日の練習では,ストライドの獲得に繋がるであろう練習を中心に行い,最後はハイピッチの動きとTTで締めくくりました。ポイントは,「重心の位置」「関節可動域」「骨盤の動き」というところでしょうか。そして,バウンディングやメディシンボール投げ等のトレーニングでは,「全力で出し切る」ことが必要になります。

 特に中学生は,ちょっとしたことの積み重ねで,パフォーマンスを向上させることができます。「今,自分には何ができるのか?」ということを常に考えて,それぞれの練習に価値をつけて欲しいと思います。